サワッディークラッブ!
運動不足解消の大義名分のもと、数十円のバス代をケチって朝から汗だくです。サクです。
以前にも書きましたが、僕は世界のいろんな国の人たちの普通の生活を見てみたいという願望があって、世界中に友達を作るというのがこの旅の密かなテーマでもあるのですが、
この度、遂にこの旅一人目の現地の友達に会ってきました!
注※連絡先を交換したら有無を言わさず一方的に友達とみなします。
せっかく日本を飛び出して遠い異国で自由な旅しているくせにブログの内容ときたらありきたりな普通の観光ブログになって来ているな。と自分で少し反省する部分もありまして、
これじゃイカン。
もっとみんながガイドブックじゃ知り得ないような面白い情報を提供しなければ!と思い、文明の利器を駆使して現地の方にコンタクトを取ることに成功しました!
まるっきり英語がダメなくせに、タイ人とどうやってコミュニケーション取るんだよ。って感じですよね。
わかってます。あたくしの英語のダメさは自分が一番よく存じあげておりますよ。
更にタイ語になった日には、あたくし成仏しそうです。
だがしかーし!
現地の方が幸いにも日本語ができるということが発覚し、もうこの人しかいないと勝手に運命的な何かをこじつけ、一生懸命アタック。
遂にカフェで会う約束を取り付けたのです!
待ち合わせ5分前
待ち合わせ場所にしたシーロムの駅。
タイの建物の中はどこも極寒ということを忘れてTシャツ一枚で来てしまった為に急いで一旦宿に帰るも5分前に到着。
一応、時間に正確な日本人の面目は保てました。
ジェントルメンを装います。
約束の17時。それらしい人は見当たらず。
時折通りすがる元男の子。
神様お願いです!この人ではないでくれ!と心から全力で願う29歳。
5分、10分と時間が過ぎて、これはこのまま来ないパターンでブログ書くことになるのかと心配しつつも、
タイ人はマイペースと聞いているので、とりあえず30分くらいは待ってみるか。マイペンライってことで待機。
待つこと15分。
「あの・・・sakuさんですか?」
小柄な女の子が声をかけてくれました。
歳は僕と近いはずなのですがそんな風には全然見えない蒼井優似のとっても笑顔が可愛い女の子!
ナチュラルメイクなせいか、見た目は二十歳といわれても何の疑いも持たないくらい若く見えます。
いろんな意味でホッとしました。笑
タイトルはタイ美人と書きましたが、キレイ系と言うよりカワイイ系ですね。
名前はナットちゃん。(発音はナッ。トは殆ど聞こえないタイの発音。)なっちゃんと呼ぶことに。
※彼女と会ってから、宿に戻ってwi-fiを繋げたら僕のlineに「ごめんなさい。10ー15分くらい遅れそうです」との連絡が入っていました。女性との待ち合わせなら30分くらいは許容範囲なので僕は全く気にしていなかったですが、思っていたタイ人のイメージと違って律儀な子です。
2人でカフェへ
「喫茶店へ行きましょう」と言われていたので、なっちゃんがネットで探したカフェに行くも場所わからずでとりあえず近くのカフェへ。
喫茶店というあたりが面白いですね。日本語を勉強しているので、カタカナのものは日本語にするのでしょう。
なっちゃんは元々デザイナーの仕事をしていたそうですが、今は退職して日本語を勉強中の学生さん。
日本にも留学しようと思っていて、僕が静岡出身だと言ったら、「富士山」や「ちびまる子ちゃん」といったワードが出てきて驚きました。
特にちびまる子ちゃんが好きみたいで、そんなところで親近感を持ってもらえたのはラッキー。
ドラえもんやクレヨンしんちゃんも子供の頃によく見ていたとのこと。
なっちゃんオススメの漫画は20世紀少年。
少し古い漫画だから僕ら世代は読んでないよ。映画は見たけどね。って言ったら「映画はつまんない」の一言。
なっちゃん、なかなか言う子です。笑
なっちゃん特有なのか、タイ人の日本語って独特の柔らかさがあってカワイイです。
時々返事が
「んあぁ。」
って言われますけどね。笑
ブログに載せていい?と聞くと恥ずかしがっていましたが、なんとか手動モザイクで了承いただきました。笑
日本語のお勉強
なっちゃんは日本語の宿題やテキストを持って来ていたので、一緒に日本語のお勉強。
タイ人には漢字はやはり難しいようです。
日本人でも生活に漢字があふれる中で小学校から何年も勉強しても分からないものや忘れるものが多いですから、外国人には難しくて当然ですね。
おじいさんが中国出身のなっちゃんは、自分では書けませんが漢字の名前も持っています。
日本では使わない漢字もありましたが、漢字の作りから意味は何となくわかったのでなっちゃんの名前の意味を教えたり。
そして文法や形態(常体・敬体。ふつう形、ですます形と書いてありました)なんかも聞かれましたが、改めて考えてみると日本語って本当に難しい。
例えば
「ように」と「ために」の使い分け方
・風邪を引かないように十分注意しなければならない。
・家族のために一生懸命働きます。
こんな感じで使いますよね?
でも風邪の文では「ために」に変えても使えるけど、家族の「ように」にしたら文の意味が変わります。
他にも例文が幾つかあって、両方使えたり使えなかったりで共通点が見つけられず、どのように使い分けるのか、僕は日本語ネイティブでありながらなっちゃんにわかりやすく説明することが出来ませんでした。
hope+likeとforの違いだと説明しようと思うもうまくいかず失敗・・・。
謙譲語、尊敬語、丁寧語、日本語って本当に難しいと改めて思ったし、それを頑張って勉強してるなっちゃんも本当に尊敬します。
ナット氏、英語の方が簡単って言ってます。希望が持てます。ありがとうございます。
なっちゃんの面白い日本語練習帳の様子。
ラインを使いながらごはん。笑
現代っ子です。
タイ語のお勉強
なっちゃんが以前日本に行った時やタイに来ていた日本人から聞いた日本語でそのままタイ語で違う意味になる言葉を教えてもらいました。
まず海岸。
タイ語でカイガンというのは誰という意味らしいです。英語の Whoだそう。
それから真ん中。
マンナカはタイ語で女性が使う、楽しいです。という意味。
マンが楽しいという意味で、ナカは女性が使う丁寧語らしいです。
男性は「カ」ではなく「クラッブ」(krub)と付けるそう。
男性諸君、タイ人に挨拶する時、サワッディーカーと言わないように気をつけましょう。
「あいつアッチの人じゃね?」ってあらぬ疑いが掛けられかねません。
あとチン◯ン。
これは本当に。という意味のタイ語だそうです。Reallyですね。
ナット氏、これが一番のお気に入りの模様。笑
日本の電車の中で友達が言ってて一人で面白がってたみたい。
男の子がいうならまだいいけど、女の子が言ってたらやばいよね。って言いながら、なっちゃん結構言います。笑
タイの人たちも僕ら日本人となんら変わらない生活をしています。
短い時間の中でなっちゃんに少しだけタイの生活を聞くことができましたが、聞く限り日本とあんまり変わりないんだなと思いました。
働き方や生活習慣も。
仏教国なので、その辺も信仰深いのかなと思いきや、なっちゃんの内が中国家系ということもあるせいか、日本とあまり変わらない様子。
因みに中国の春節にはちゃんとお祝いして日本と同じようにお年玉のシステムがあるらしいです。イイネ!ってニヤついてました。笑
なっちゃんが友達を紹介してくれると言っていたので、今後様々なタイの生活を聞けるかもしれません。
友達も増えるのはとても楽しみ!
帰り際、なっちゃんの千里眼炸裂
僕達がいたカフェに日本人っぽい男の子が途中から入ってきました。綺麗な女の子を連れて。
20代半ばくらいでしょうか。オシャレなカフェでジャブを入れながら落としにかかっているのかもしれません。
僕が思いっきり日本語で話していたせいか、その男の子がチラチラこっちを見ていたので多分日本人なんだろうなと思っていましたが、会計をしている時になっちゃんが会話が聞こえたらしくやっぱり日本人らしい。
なっちゃん
『あのひともにほんじんだった。さっきちょっとだけカンバセーションがきこえて。』
サク
「あ〜そうなんだ〜。」
なっちゃん
『でも、あのおんなのひと。おんなのひとじゃない。あのおとこのひと、かわいそ。ふふっ♪』
(,,゚Д゚)
なっちゃん、ホラーみたいな言い方で死刑宣告。笑
あまりちゃんと女の人を見てなかったのですが、
ちらっと見た限りでは僕は全くわかりません。
だからなっちゃんの発言にリアルな恐怖感のようなものを感じました。
日本人は完成度の高いタイ人のレディボーイを見分けることは困難と言われていますが、なっちゃん曰くタイ人女性はそれでも見分けられるそうです。
日本人からしたら完全に女性の声にしか聞こえなくてもタイ人女性にはそれも聞き分けられるらしいです!
タイのレディボーイは綺麗だから本物の女の人は大変。と、なっちゃんも本音が出ます。笑
そして『私はチン◯ン切っちゃってもうないから大丈夫よー』
と何が大丈夫なのか意味不明な発言。
多分チン◯ンって言いたいんだと思います。笑
タイで可愛い彼女ゲットしたぜ!!って喜んでる男性諸君!焦って事に及ぶ前にタイ人の女友達にその人を会わせてみましょう。
その女友達が救いの天使になるかもしれませんよ。笑
まとめ
なっちゃんの特殊能力を目の当たりにした時、僕が成人式に出た時に女友達が「あの子整形した。」といとも簡単に見抜いていたのを思い出しました。
女性の目は男性が思っている何倍もの鋭さを持っているのでしょう。
男性と女性は火星人と金星人くらい違うと聞いたことがありますが、本当にそれくらいある種の能力は違うのかもしれません。
今回なっちゃんと会って改めて日本語の難しさや、それに取り組んでいる人がどれだけ苦労しているかとタイ人女性のセンサーの凄さを知りました。
それと同時に、日本に興味を持ってくれて、世界で日本しか使っていない日本語を一生懸命勉強してくれているのは日本人として本当に嬉しく思います。
ただ、忘れていけないと思うのは日本語は彼女らにとって第3言語だということ。
タイではボロボロの屋台のおっちゃんでも欧米人に接客できるくらい英語が話せる人が多い。
ホステルのスタッフはほぼ100%英語で接客しています。
一方僕はシンプルな表現ですら英語がわからず、自国語の日本語さえも教えてあげられないもどかしさはかなりストレスでした。
なっちゃんの学校は日本人の先生ばかりらしいので、日本語を教えて貰うのは不自由ないそうですが、先生でない一般の日本人と話すのを少なからず楽しみにしていたかもしれません。
僕の英語力が幼稚園児レベルなのは申し訳無さすらも感じます。
タイに来てから日に日に強くなる英語力向上欲求。
少しでも上達してタイやその他いろんな国の友達と話せるようになります!
それではまた!